製作記 

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ネック編 

ネックは今回半加工された支給品を使用します。(学生時代のため)
ローズ指板とメイプル指板の両方を支給されますが、1本目はローズ指板のものからスタートします。
Rは184R、ドットは白、ペグはクルーソンタイプ、打つフレットも2.4mmで指定されています。

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 リフィニッシュする時に支給される2本目はメイプル指板です。

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指板にドットタイプの丸いポジションマークを入れていきます。0f、12f、最終fにマスキングをしセンターラインを罫書いたらドットを入れる箇所の中心に千枚通しで目打ちします。穴の径はポジションマークの径より気持ち小さめにします。端材などを使って事前に試し打ちをしておくと安心です。ポジションマークはプラスチックハンマーで打ち込みます。
その後ボール盤で穴開けしますがこの時充分に気をつけないと容易にセンターずれを起こしてしまいます。
卓上万力などでボール盤のテーブルに固定しながら行うと良いです。

次に指板修正しながらR出しをしていきます。備え付けの184RのRパッドを使い、同時に指板面の平面までも出していきます。平面出しの要領は<ボディ編>
と同じです。厳密には円錐状にしなければ各弦の通り道で平面にはならないのですが今回はパッドだけを用いフレットの頭で辻褄を合わせることにします。心配なら別途すり板を使って各弦の通り道の上で平面出しを行い、その後横方向の凹凸を取るようにサンドペーパーで馴らして行きます。

ローズ指板は#150→#240→#320→#400→#600→#800までペーパーがけをします。メイプルでは#320、エボニーでは#1500まで段階的にペーパーがけした後コンパウンドなどで磨きをかけるとプラスチックの表面のように光り輝き、非常に美しい仕上がりが期待できます。

Rが出たらフレットを打ち込みます。打ち込み方はリペア、製作記の<リフレット>の項に譲ります。

次に機械で大雑把に削ってあるだけのネックグリップのシェイプを整えます。
なだらかなU字になるようにします。ヘッドの整形はこんな感じです。

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 それが終れば木地調整です#150→#240→#320まで終えたら指板面、ナット溝にマスキングを施して塗装を待ちます。



メイプルネック編

メイプルネックは設定が自由なのでRを400Rにし、ドットはブラック、幅2.9mmのジャンボフレットを打ちました。ペグはロトマチックペグにします。杢は薄くうねった中にバーズアイのような目が出ていてキレイです。

ジャンボフレットの方が面積が増えるのですり合わせ後の整形が大変なのですがエディといったらジャンボなので迷わず一番デカイフレットを打ちました。ただ少しデカ過ぎるのでエディ愛用のジムダンの#6100といったらもしかすると2,7mmの方が近いかもしれません。デカきゃ良いというものでもありません。

メイプルネックは指板面にも塗装を施します。よって先にフレットを打ち、木地調整をした後ナット溝にのみマスキングをしてその上から塗装を施します。つまりフレットの上にも塗装が乗ることになります。この塗装は塗装工程終了後に刃物を使って切り落とします。

クラスの友人が好意で自分の使う分と一緒にロゴデカールを作って来てくれて、気に入ったので試験的にメイプルネックのヘッドに貼ってみることにしました。

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